皆さんは虫歯の原因をご存知でしょうか？
虫歯となる原因は、ミュータンス菌などの口の中に住んでいる細菌が原因です。
この細菌は糖分を食べて「酸」を発生させます。
この酸が歯を溶かし、歯に穴をあけてしまうのです。

虫歯は表面に見えている物だけではありません。
実は、「隠れ虫歯」なるものが初めに発生します。
この隠れ虫歯はパッと見全くわかりません。
レントゲンでも発見できないものもあります。
しかしよく見てみると「隠れ虫歯」がわかるポイントがあります。
それは、白くなっている「歯」
白い歯がなぜ虫歯なの？っと思った方もいると思います。
そもそも歯の表面は「エナメル質」という物質でできており、
このエナメル質は半透明なのです。
ですから、歯の一部分が白くなっている場所が「隠れ虫歯」ということになります。
酸により溶かされた虫歯は白くなるのです。
この白くなった部分をホワイトスポットと言います。
ホワイトスポット以外にも隠れた虫歯は存在します。
それは、一度治療をした歯。
治療した歯がなぜ？と思う方もいらっしゃると思いますが、実際に一度虫歯などで治療し、銀歯や差し歯などのかぶせ物をした歯の中や下が虫歯になることがあります。
特に治療経過後、長い期間がたっている方は一度かかりつけの歯医者さんで検診を受けることをお勧めいたします。

自分でも虫歯の確認ができます。
以下の項目に心当たりのある方は虫歯の可能性があります。
※お近くの歯医者で検診をお勧めいたします。

□ 鏡で自分の歯を見た際に、部分的に濁った歯がある。
□ 冷たいものを口にした際、しみる。
□ 歯を舌で触った際に、歯にひっかかる感じがする。
□ 稀に歯が痛くなる。

自分で虫歯の改善と予防ができます。

□ 初期の虫歯は、唾液により修復されるといわれています。
　 これを、「再石灰化現象」と言います。
　 食事はだらだら食べないようにしましょう。
□ 必ず食後に歯磨きをしましょう。
□ やたらと歯磨きをするのではなく正しい歯磨きをしましょう。
□ ３分以上かけて歯磨きをしましょう。
□ 歯間ブラシなどを使用し、歯と歯の間の汚れも落としましょう。